東京(都心から多摩地区まで)
| 特筆するところがあるとすれば、ボリュームだろうか。コストパフォーマンスだけを取れば、小諸そばをもしのぐ。間口の狭いビルの中にある店。テーブル席の1階のほかに2階には宴会用の席もあるようだ。メニューを見ると、夜の飲み屋のほうがメインなのかな、という感じ。 値段が安い。もり450円からあるが、壁に貼ってあった「おすすめ」のきす天せいろというのを注文する。これでも650円。大丈夫か? という懸念は、よい意味でも悪い意味でも裏切られた。出てきたキス天は、しっかりしたものがなんと4枚も。普通の居酒屋なら、これだけで650円以上の値段だ。さっくりと揚げ立ての天ぷらは、味もよいし、これは嬉しい誤算。そばのボリュームも同様で、普通の蕎麦屋の2〜3倍はある。椀の中にはネギが最初からどっさり。天ぷらに添えられる大根おろしもどっさり。とにかくなんでもたっぷりしている。 でも、そばの味はごく普通。腰はなくて柔らかめ。近い味といえばやっぱり小諸そばかな。そこら辺の立ち食いはしのぐが、そばの味を云々するような感じでもない。ちなみに甘口のそばつゆと天つゆは共用。サラリーマンの昼食にはおすすめ。もしも職場の近くに小諸そばとこの店があったら、自分ならこっちに通う。 なお、テーブルの上にはうずらの卵を盛った器があり、これはお好みで。無料というのは太っ腹。 取材:2003年1月。(当時)もり450円、きす天せいろ650円、かき揚げせいろ650円、海老せいろ850円。11:00〜23:00(くらいのようだ)、定休日は不明。tel.03-3664-8890。人形町の北のはずれにあり、人形町通りの水天宮に向かって一筋左、すき焼きの「今半」などと同じ通りにある。都営地下鉄浅草線・営団日比谷線人形町駅下車。
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