神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 横浜横須賀道路横須賀ICで入口のすぐ近くにある。公道に面していないためちょっとわかりにくいが、ゴルフ練習場に隣接した蕎麦屋だ。「花」という店名を改称したらしい。 店内は、蕎麦屋然としていない、カフェのようなモダンな内装。テーブル責、カウンター席、掘りごたつ式の座敷がある。 磐梯高原産の玄ソバを使っているというそばは十割と二八。どちらも手打ちで、メニューでは十割のほうが先に書かれている。価格差も大きくないのは嬉しいところ。 十割の天せいろを注文。2段のせいろがデフォルトだ。 そばは密度の濃い、滑らかな肌合いを持つ平打ちの中太。十割で懸念されるぼそぼそ感とは無縁な、喉越しのよいものだ。噛めばそばの甘味がじわっと広がる。 ツユは、神奈川らしいちょっと薄めの出汁が効いたタイプ。そばの強さに対してちょっと弱い印象だ。味はバランスが取れている。薬味には本わさびとネギ。 天ぷらは、15cm大の海老天のほか、大葉、サツマイモ、タマネギ、桜海老のかき揚げ。天ツユが別に付いて、おろししょうがと大根おろしが添えられる。衣が軽くさっくりとしているが、桜海老は揚げすぎかと。 また、某口コミサイトで指摘している記事があったが、天ぷらを出すタイミングが遅い。2枚のせいろのうち、1枚目を食べ終わってから。しかも、ちょっと食べるスピードをセーブしてのことだから、本気で啜ったらそばがなくなってしまう危機感があった。そういうタイミングを計るのも料理人の大事な仕事だと思うのだが。 と、苦言も呈したが、うまいそばを雰囲気のよい空間で手繰ることができるので、ちょっと高いレートも許容範囲。横須賀ICに接続する道の向かい側には、「立食い手打ちそば なるほ」という姉妹店があり、こちらも気になる存在ではある。 取材:2012年4月。(当時)十割そば=天せいろ1,600円、せいろ900円、つけとろ(玉子入り)1,300円、本鴨せいろ1,500円、おかわりせいろ400円、大盛り450円。二八そば=天せいろ1,550円、せいろ850円、おかわりせいろ350円、大盛り400円。。温かいそばは二八で、天ぷら1,550円、かけ850円、大盛り200円。営業時間は11:30〜15:00。無休(臨時休業あり)。Tel.046‐878‐6863。三浦郡葉山町木古庭243。JR横須賀線衣笠駅、京急線汐入駅からどちらも車で10分ほど。駐車場は共用で80台。ぐるなびのページ。 |
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