東京(都心から多摩地区まで)

手打蕎麦や さ和味(清瀬市下清戸)

 志木街道からちょっと入った旭が丘通りに面した一見普通の住宅。どうやら道路のセットバックの関係で建て替えたものらしい。大きな看板もなく、知らなければ通り過ぎてしまいそうな「隠れ家」である。
 店内も小ぢんまりとしており、テーブル席が4人掛け2卓と2人掛け1卓、小上りが4人席2卓。老夫婦2人で営んでいる。
 そばはせいろと田舎の2種類打ち分けており、どちらも生粉打ちのようだ。メニューには、せいろが栃木益子産100%、田舎は北海道産100%とある。両方味わえる天付きの天合盛そばを注文。
 そばはコシが強く。がっしり骨太な感じで、どちらも田舎風。新そばということもあり、風味も強い。ツユはこの強い味を受け止めるにはちょっとマイルド。薬味は本わさびとネギ、大根おろし。蕎麦湯はさらっとした感じ。
 天ぷらは、15p大の身の厚い海老天と、キス、肉厚のシイタケ、いんげん、カボチャ。天ツユと大根おろし、おろししょうがが付くほか、卓上には岩塩のミルも用意される。
 武蔵野らしくうどんも打つようだが、最近粉の質が落ちたのでうどんはお休みしているとのこと。
 まさに家庭的な、素朴な蕎麦屋である。
 取材:2020年10月。(当時)天合盛そば1,500円、天せいろ・天田舎そば1,400円、せいろ700円、田舎700円、合盛800円、つけ鴨1,500円。温かいそばは、天ぷら1,450円、天かけ1,400円、かけ700円、にしん1,200円、鴨南蛮1,500円。営業時間は11:00〜14:30と17:00〜19:30。定休日は火曜日と水曜日。Tel.042‐495‐0353。清瀬市下清戸5‐837‐8。西武池袋線清瀬駅北口から西武バス清61系統志木駅南口行バスで11分ほどの下宿入口下車、約200m。駐車場は店から100mほど離れたところに数台分。





トップへ
戻る
前へ
次へ



Copyright (C)戯雅(giga) 2002-2024 All Rights Reserved.