越後(新潟県)
| 妙高高原町は、「霧下そばの碑」が立つほどのそばの本場。隣接する黒姫高原とこの一帯で「信州そば」のブランドを支えているといっても過言ではない、そばの一大産地である。そんな地粉を使った店を1軒紹介する。 新潟県とはいえ、妙高高原は限りなく信州的な土地柄で、そばも布海苔を使った新潟系ではなく信州系のそばである。昭和34年創業の「やぶそば」のそばも、やはり同じ。手打ちだが、歯ごたえ、腰は思ったほど強くない。しゃきしゃきしたそばが好みという人には、ちょっと物足りないかもしれないが、そばの風味豊かなところは、本場に店を構えるに恥じないものだ。天ざるについてくる天ぷらは、エビ2本と野菜が3品(ナス、大葉、インゲン)。これに漬け物がつく。店はこぢんまりとしており、カウンター8席のほか小上がりとテーブル席があるが、1階は20人で満席、ほかに2階の座敷がある。 取材:1994年6月。(当時)天ざる1,100円、ざる500円、もり420円、天ぷらそば(温)700円、かけ420円。11:00〜14:00、17:00〜21:00。火曜定休。信越本線妙高高原駅から歩いて10分から15分。Tel.0255-86-2146。
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