東京(都心から多摩地区まで)

仙波 日本橋店(中央区日本橋本町4丁目)

 都心に店舗が5軒あるうちの1軒。店内は民芸風、とでもいったらよいのだろうか。夜は居酒屋になる。
 看板に「名物」と謳われているくるみそばを注文。そばは挽きぐるみっぽく色が濃い平打ち。歯ざわりはシコシコとした感じで喉越しも滑らかなそばだ。量もまぁまぁたっぷりした部類だろう。つゆは、くるみを滑らかにすりおろしてつゆで伸ばしたもの。つゆの濃さをお好みで調節できるよう、ぐい飲みに少量のそばつゆがついてくる。くるみそば用のそばつゆ自体はカツオだしが強い辛口タイプ。これにくるみがミックスされるとまろやかで甘口の独特の「たれ」になる。薬味はわさび、ネギのほかにもみじおろし。このもみじおろしとくるみだれの相性もよい。変わりそばの中ではけっこう気に入っている一品である。いろんなタネを少量ずつ楽しめる割り子タイプの幕の内そばもお勧めできる。逆に、この店のそばは全般に温かいそばには不向きなのでお勧めしない。なお、くるみそば以外のそばつゆは、だし風味が強い甘口薄め。個人的にはもう少しきりっとしたつゆが好み。
 取材:2003年10月。(当時)くるみ800円、もり560円、ざる600円、幕の内3種(おろし・とろろ・天ぷら)900円、幕の内5種(3種+くるみ・山菜)1,200円、野菜天せいろ960円、特上天せいろ1,200円。大盛は100円増し、おかわりせいろは300円(税別)。姉妹店共通の営業時間は1:00〜22:30。定休日は日祝日(青山店のみ無休)。Tel.03-3270-7100。江戸通を中央通との交差点から小伝馬町・浅草橋方向に歩いてすぐ左手。最寄り駅は総武快速線新日本橋駅。地下鉄銀座線三越前駅からも近い(浅草寄り改札が便利)。ほかに、秋葉原店(03-3251-8645)、日比谷店(03-3591-7384)、青山店(03-5474-5977)、神田店(03-3251-8007)。

 2003年10月追記。野菜天せいろを食べる。なす、しし唐、しいたけ、カボチャ、たまねぎメインのかき揚げ。つゆはそばと共用。薄い。値段は最初税込みとアップしたが、間違いで税別であった。





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