東京(都心から多摩地区まで)
| ビル街の奥、非常に目立たない立地。 さて、天せいろは……と、壁の品書きを目で追っていくと一番端っこにあった天ざるは、値段も突出して高い。まぁ、しかたない。しかし、お茶が緑茶ですか。いいのかな。まさか、知らないはずないよね、蕎麦屋のくせに。 しばらくして出てきた天ざる。裁縫箱ほども高さのある重箱に乗せられている。値段なりの演出、なのだろうか。そばは非常に細い、ぴんとした歯ごたえで、芯のしっかりした固めの麺である。香りはさほどでもない。つゆはたっぷり。天つゆと共用だが、これは余っちゃうなぁ。柚子片が浮いて、こちらの香りが強い。味は醤油っ気の強い辛口。辛口というよりしょっぱ口か。天ぷらは、大きめの海老2になすとピーマンが各1。衣はちょいと緩めかな。薬味は練りわさびとねぎ。大根おろしはない。 全体に、もう少しそばを大事にしてほしいという印象。まずいというものでもないが、客に喜んでもらいたいという気持ちがあまり感じられなかった。やっぱりつゆ多くて、蕎麦湯入れても濃すぎて飲めないし。 取材:2003年11月。(当時)せいろ600円、ざる700円、おろしそば900円、鴨せいろ1,000円、天ざる1,500円。温かい方では天ぷらそば1,200円、鴨南蛮1,200円。セットものでは天丼セット1,000円など(税込み)。営業時間・定休日などは聞かなかった。場所柄週末は休みっぽい。Tel.03-3535-9530。昭和通りから2筋入った路地。京橋2-8-15。 |
|
|
Copyright (C)戯雅(giga) 2002-2024 All Rights Reserved.
|