東京（都心から多摩地区まで）

幅田屋(墨田区両国)

　いたって普通の蕎麦屋である。とくだんの期待をして入ると肩透かしを食うことになるだろう。が、値段はリーズナブルに設定されている。
　注文した天もりの上に添えられていたのは、中くらいのエビ2本としし唐1。衣はちょいと緩め、というか家庭の天ぷら風。そばのほうも、中庸というか、コシなどもごく普通。ツユは辛口。薬味には、ネギ、練りわさびのほか、白ゴマが添えられてきた。ほかに、てんぷら用の大根おろし。とはいえ、ツユはそばと天ぷら共用であった。そばの量はけっこうしっかりと盛ってある。
　取材：2003年12月。(当時)もり・かけ450円、ざる550円、天もり750円、天もり上950円、天ざる800円、天ざる上1,000円、とろろそば800円。定休日は日祝日。営業時間は10：30～15：00と17：00～20：00で、土曜日は19：00まで。Tel.03-3622-6835。両国駅の北、横綱公園(慰霊堂)と清澄通りをはさんだ向かい側。石原1丁目。JR両国駅からは10分くらい、地下鉄大江戸線両国駅からは3分くらい。