東京(都心から多摩地区まで)

巴屋(港区高輪) 2006年8月閉店

 品川に移転した職場近くの蕎麦屋を検索していて引っかかった。小ぢんまりした店は、テーブルが3卓で、4人+4人+2人で定員は10名。店内には「当店ではもり汁とざる用の御膳汁を作り分けています」という旨の貼り紙が。ふむ、そこまでこだわっているなら、という期待は裏切られた。注文したのは天ざる。確かに汁はまろやかで濃すぎず薄すぎず辛すぎず甘すぎず、香りも強すぎないしよい感じ。エビ1本だけのてんぷらは衣が厚めで小判状に広がったもので、お惣菜風でちょっとなんだかなぁという感じだが、まぁ、値段的にあまり多くは望めないことは覚悟の上。しかし、問題はそば。白っぽいそばは更科粉のせいかなと思ったのだが、やたらするするとした食感だけで、柔らかいし味も香りもない。手もみ、機械打ちらしいけど、そばってこういうものじゃないでしょう。あ、そばつゆと天つゆはもちろん共用。薬味は、練りわさび、ネギ、大根おろしのほか、七味唐辛子。というわけで、失意のまま、店を後にしたのであった。
 取材:2004年5月。(当時)もり450円、ざる600円、天ざる900円、とろろ700円、冷やしきつね・冷やしたぬきはどちらも650円。営業時間などは、店のホームページ参照。





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