神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)

千石(横浜市磯子区森)

 時々クルマで前を通っているのに、掲示板で教えてもらうまでそこが蕎麦屋とは気づかなかった。
 土曜日の昼時、先客は1組だけで静かな雰囲気。メニューを開くと、ちょっとレートは高めの構成である。これでうまければ問題はないが。天ざるを注文。連れ(娘)はざるうどん。
 そばは磁器の器に簀を敷いた上に載ってくる。このそばの判断が難しい。角は立っていて、色白。製麺機かなぁ。しかし、このシャッキリとしたコシ、歯ごたえはただの機械の仕業ではないようだし。香りは弱い。つなぎがちょっと多めの手捏ね、機械切り? なんにしても自家製だとは思うけど。まぁ、風味がちょっと弱いところを除けば、けっこう好みのタイプ。たぶん、温かいそばでも茹で負けないだろうし。ボリュームもそこそこある。
 天ツユとは別のもり汁は、辛口濃い目。何かの味や香りが突出しない、バランスの取れた感じでおいしい。店の前にあった和歌山の醤油を使っているのかな。薬味は練りわさびとネギ。天ツユには大根おろしとおろしショウガが添えられる。渋い陶器の湯桶(?)で出される蕎麦湯も濃い目。
 天ぷらも多様。中くらいのエビのほか、ナス、サツマイモ、シイタケ、春菊、カボチャ。カリッと揚げてあって、個人的には好ましい。これで1000円以上値段の高い上だと、どんな天ぷらがくるんだろう。あと、お店自慢の厚焼き玉子が二切れずつついた。甘くて柔らかくて、美味。
 ちなみに、ざるうどんのうどんもコシが非常に強くてむっちり(写真後方)。
 取材:2005年4月。(当時)ざる740円、ざるとろ950円、天ざる1,420円、天ざる(上)2,630円、明太おろし・いくらおろし各1,000円、温かい方では、かけ740円、天ぷら1,470円、天ぷら(上)2,050円、など。営業時間は11:30〜20:30。定休日は月曜日と第4火曜日。Tel.045-845-0589。横浜市磯子区森6-41-8。JR根岸線の磯子駅と洋光台駅を結ぶ江ノ電バス三井団地線の南平台が最寄のバス停。神奈川バス案内WEB





トップへ
戻る
前へ
次へ



Copyright (C)戯雅(giga) 2002-2024 All Rights Reserved.