神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 閑静な鎌倉西口の、ひときわ閑静な隠れ家的な蕎麦屋。通りからちょっと奥まった竹林に囲まれた門をくぐると、これまた古風なたたずまいの店が姿を現す。 天丼や天重を目当てに訪れる観光客も多い店と聞くが、もちろん天せいろを注文。「上だとどこが違うんですか?」「海老天が3本になります」ってことは、普通でも2本の海老天が来るわけね。価格差は300円。普通でいいです。全体のボリュームもわからないし。 ついでだから今回は天ぷらから紹介しよう。けっこう大振りの海老天が2本。ほかにピーマン1、カボチャ2、ニンジン(輪切り)1という野菜天がつく。これだけでもなかなかしっかりしたボリュームである。せいろとの価格差735円を考えると、バリューな感じである。 で、そば。白い、超極細。冷麦くらいに細い。切るのは機械というが、もちろん人間業ではない。ただ、これだけ細いとコシは弱い。また、この白さからすると粉は一番粉なのか、香りも弱い。身上は喉越しで、ほとんど噛まずに味わうのに向いている。個人的な好みとは違うが、ファンはいるだろう。天ぷら同様、盛りもたっぷりしている。なお、コシの強いうどんもある(写真下は冷やしたぬきうどん)。 天ツユ共用のツユは、出汁風味がしっかりした甘口濃い目。薬味には練りわさびとネギ。 落ち着いた時間を鎌倉で、という向きにお奨めしたい。なお、椅子席はなく、すべて座敷(これが個人的には苦手)。 取材:2005年6月。(当時)天せいろ1,365円、天せいろ(上)1,680円、天ざる1,470円、天ざる(上)1,785円、せいろ630円、ざる735円。季節ものでは冷やしたぬき735円、冷やし山かけ1,260円など。かけ630円。営業時間は11:00〜19:30。定休日は木曜日。Tel.0467-24-4855。鎌倉市扇ヶ谷1-1-3。JR鎌倉駅西口・江ノ電鎌倉駅から歩いて3分。 |
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