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信州戸隠そば なゝ樹 本店(渋谷区恵比寿西)

 看板どおり、信州・戸隠風のそばが食べられる。
 お、ドアに「新蕎麦」の紙が貼ってある。古びた感じの引き戸を開けると、店内は昼でもほの暗い。写真の手ブレが心配だ。
 とろろそばの「真田そば」とかが名物らしいんだけど、やっぱり注文したのは天婦羅そばのざる。出てきたそばは、盛り方も戸隠流で、竹ざるの上に5つに分けて盛られている。けっこう太目の平打ち。そばにはソバの歯の粉末を打ち込んであるハイルチンそばということだが、そのせいかどうか、こういう太打ちのそばにしてはもっちり感とかごわごわ感がまったくなくて、つるっとした歯ざわりと喉越し。けっこうボリュームもたっぷり。
 ツユは出汁の効いた甘口のややあっさりしたもので、丸い感じ。天ツユと共用だ。
 天ぷらも品数、ボリュームともにある。みょうが、ウド、カボチャ、ナスといった野菜のほか、キス、特大の海老。衣はしっとり系で、もう少し油を切ってほしい感じ。
 薬味はわさび、ネギ、大根おろしとオーソドックス。天ぷらのほかに、シメジと大根おろしが添えられていた。これも素朴でうまい。
 夜は信州料理の居酒屋モードになるようで、馬刺しや川魚、山菜などが食べられるらしい。そっちもよさげだなぁ。近くの恵比寿神社脇に支店の「隠れ家 なゝ樹」という店もある。
 取材:2005年10月。(当時)天婦羅そば(ざる・かけ)1,400円、戸隠そば ざる550円、大盛750円、真田そば850円、山菜そば(ざる・かけ)950円、鴨せいろ・鴨南蛮950円(価格は税別表記)。営業時間は11:30〜14:30と17:00〜22:00となっているが、土曜日の昼は13:30までだったりするので要注意(今回も危なかった)。定休日は日曜・祝日だが、金曜日が祝日だと土曜日が休みになったりもするようだ。Tel.03-3496-2878。渋谷区恵比寿西1-13-2。JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・東京メトロ日比谷線恵比寿駅から歩いて2〜3分。西口を出て通りを渡り、ケンタッキーフライドチキンの角を入り、少し行った左のビル1階。





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