神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 古い12年前の本を見ていて偶然発見したので行ってみる。 佇まいは、大きな看板がちょっと和食レストランチェーン店ぽい。けっこう大きな構えの店だ。店内の作りも、あまり渋いインテリアではなく明るくファミレスっぽい。写真入でラミネート加工されたメニューもそう。 が、日光直送の湯葉メニューが季節限定であったり、季節の変わりそばとして柚子切りがあったりするところは、正統派の更科系蕎麦屋という感じだ。入り口のところには電動石臼もあるし、「本日のそば粉は北海道秩父別産です」という貼り紙も、こだわりを感じさせるところだ。 見た目の印象だけでは始まらない。そばを頼まないとね。湯葉天にも心を惹かれたのだが、オーソドックスに天せいろ。卓上の呼び出しブザーも、和民か? って感じですな。お茶はそば茶。香ばしい。 せいろは大盛でなくともなかなかしっかりしたボリューム。ひじょうに細い。やや歯ごたえは柔らかめだが、弾力のあるそばだ。喉越しを楽しむにはよい。生っちろいそばが出てくるかと心配したが、淡いベージュの甘味のあるそばだ。ツユは出汁がやや強く出た甘口。横浜では比較的多い傾向のツユだ。 天ぷらは、ナス、しし唐2、シメジ、中くらいの海老天2本と、オーソドックスながら不足のないボリューム。天ツユは別に付く。 そばには海苔が載るほか、薬味皿には、練りわさび、ネギ、白ゴマ、そして天ぷら用の大根おろしとおろしショウガ。そばツユは多めに徳利に入っているので、濃い目の蕎麦湯をたっぷり2杯楽しめる。 蕎麦屋酒を楽しんで締めにせいろ、という雰囲気ではないが、時々家族でそばを楽しむには良心的な感じの良い店。それをファミレス的と言ってしまえばそれまでなんだが。あ、舞岡虹の家でそば打ちを教えているのもこちらでしたか。 取材:2005年11月。(当時)天せいろ1,470円、柚子切りそば(季節もの)945円、柚子切りそば天ぷら付1,995円、湯葉天せいろ1,470円、割り子そば(5色)1,575円。営業時間は11:00〜21:00(20:30ラストオーダー)。水曜日と第3木曜日が定休日だが、祝祭日の場合は営業。Tel.045-823-2110。戸塚区舞岡町3113。横浜市営地下鉄舞岡駅または下永谷駅から歩いて5分くらい。最寄のバス停は桜堂で、戸塚駅から舞岡台行きの江ノ電バスが出ている。神奈川バス案内WEB。なお、藤沢市高倉に藤沢店(0466-45-7600)がある。お店のHP。 |
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