神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 横浜線ではなく、東海道新幹線新横浜駅から篠原口に抜ける通路脇にある飲食店の1軒。といっても、新横浜に行ったことのない人にはちんぷんかんぷんだろう。とにかく、その薄暗い一角にある蕎麦屋。本店は伊勢佐木町にあるらしい。新横浜とその近隣の駅周辺というのはそばの不毛地帯のようで、神奈川県麺類生活衛星同業組合のホームページを見ても、蕎麦屋がリストにないくらいなのである。そういう面では貴重な1軒かもしれない。 食堂然とした店内は、いかにも乗り換えの旅行客が足早にそばを食べに立ち寄る店という風情。メニューを見ると、麺類から丼ものまで種類は多い。本当はもりそばで様子を見たいところだが、変な使命感で天せいろを頼んでしまう。 そばはごく普通の昔ながらの町の蕎麦屋風。白く、やや柔らかく、細い機械打ちで、香りなどはほとんどしない。7:3か、6:4? 甘口のツユも、昔ながらの蕎麦屋の味だ。個人的な好みとは違うが、こういうタイプのそばを好む人も少なくないようなので、否定はしない。ボリュームはそこそこある。 天ぷらは中型の海老2、ピーマン、海苔、大葉、カボチャ。天ツユは別。薬味には練りわさびとネギ、天ぷら用には大根おろしとおろしショウガ、と、こちらもオーソドックス。蕎麦湯は透明でさらさら。 ホームの立ち食いそばよりは落ち着いて普通のそばが食べたい人には良いが、このそばのために新横浜には行かないと思う、たいていの人は。個人的な感覚よりも、値段が1〜2割高い気が……。 取材:2005年11月。(当時)天せいろ1,300円、せいろ600円、ざるそば650円。大盛は+100円。営業時間・定休日不明。Tel.045-402-2605。東海道新幹線・横浜線新横浜駅改札から30秒。横浜市営地下鉄新横浜駅からだと2〜3分。 |
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