東京(都心から多摩地区まで)

藪蕎麦(新宿区四谷)

 そばは茶そば一本。
 店に入ると、すぐに板座敷が広がる。椅子席はない。入るなり、「外は寒いでしょう。今日はお客さんも入ってこなくて」と気さくなお迎え。しかし、12時を待ちかねたようにすぐに満席になってしまう人気店であった。
 温かいそばに日和そうになるところをぐっとこらえて、天ざるを注文。蕎麦粉は信州産、抹茶は京都・宇治産で打つ色鮮やかな茶そばは、ちょっと太目というか中細のそば。シコシコというよりもしなやかな弾力があり、滑らかでつるつるとした喉越しがよいタイプだ。ボリュームもしっかりしている。
 天ツユと共用のツユは、甘口濃い目。滑らかなそばにはこれくらいコクのあるツユが合う。薬味には本わさびとねぎ。天ぷらには大根おろし。さらにウズラの卵がつく。
 天ぷらは大振りの海老天1本のほか、これも大きなカボチャ1枚、しし唐2本。からっとした軽い食感だ。海老が大きくて、そば猪口のツユにつけるのが一苦労。
 このほか、食前用なのか、一口サイズの汁粉がつく。さらに11:30〜13:30にはデザートに甘味。「本日の甘味」はフルーツヨーグルト、紅茶ゼリー、日替わりのシャーベットから選べる。じゃ、シャーベットを(柚子ですね)。
 そばはヒダヒダでシコシコじゃなきゃいやだという向きにはともかく、バリューな内容だと思う。
 取材:2005年1月。(当時)天ざるそば1,365円、ざるそば682円、かさねそば943円(追加1枚210円)、とろろそば945円。温かいそばは、天ぷらそば1,365円、鴨南蛮1,050円など。営業時間は、月曜日〜金曜日が11:30〜17:00、土曜日は11:30〜16:00。夜は予約制の蕎麦懐石のみ(月曜〜金曜)。定休日は日曜日と祝日。Tel.03‐3351‐2514。新宿区四谷4‐7 小林ビル1階。東京メトロ四谷三丁目駅から新宿方向に歩いて4分。お店のHP
 ホワイトバランスの関係で、写真のそばが緑色になってないところはご愛嬌ということで、ご容赦。ストロボ使うとまずそうにしか見えないもので。





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