東京(都心から多摩地区まで)
| 京急蒲田駅の南、環八からちょっと入った日の出商店街の中にある。和風だけどかなりモダンなつくりで、外観もインテリアも蕎麦屋然としていない。キャパも20人足らずと小ぢんまりしているが、同じ面積で2倍の人間を詰め込む店も多い中、人口密度を少なくする店作りに志を感じる。 メニューは絞り込んだ感じで品数は多くないが、天種が充実していて、しかも単品とそばを組み合わせても割高でないところが良心的。良心的といえば、メニュー全体に価格は抑え目といえる。「蕎麦屋のつまみ」も各種。が、今日のところは天せいろで。 サンドベージュのそばは細打ち。きゅっと締まった感じでコシが強い。喉越しのよさも印象的。盛りもそこそこしっかりしている。 天ぷらが盛りだくさん。ニンジンのかき揚げ、春菊、エノキ茸、ソラマメ2粒、レンコン、海老。海老はちょっとしっとり系だが、野菜はからりと軽くて食べ飽きない。天ツユは付かないが、抹茶塩が添えられているところがわかってるって感じ。 ツユは出汁の効いたちょっと甘口濃い目。徳利にじゅうぶん入っているので、しっかりした蕎麦湯も2杯は楽しめる。薬味は本わさび、ねぎ、辛味大根ひとつまみ。 さらに、食後にはコーヒーのサービスが付く。 1,370円――このお値段でこれだけ上質のそばと天ぷらが味わえ、これだけのサービスが受けられるとは。 取材:2007年1月。(当時)天せいろ1,370円、つけ鴨せいろ1,370円、せいろ680円、辛味おろし900円、つけとろ950円、白雪(さらしなそば)840円、二色せいろ1,050円、お替わりせいろ320円、小お替わりせいろ210円。温かいそばは、かけ680円〜。天種は、にがうり530円、きす630円、野菜630円、小海老と小柱のかき揚げ840円、季節物でかき600円。営業時間は11:30〜15:00と17:30〜22:00。定休日は日曜日。Tel.03‐3738‐3426。大田区南蒲田2‐18‐4。京浜急行京急蒲田駅から歩いて10分くらい。 |
|
|
Copyright (C)戯雅(giga) 2002-2024 All Rights Reserved.
|