中部(静岡県を含む東海・北陸)

三友庵(静岡県磐田市)

 ホームページを拝見すると、東海道見付宿で創業100年以上の老舗とあり、当代で11代の当主が打つ手打そばが味わえるという。国指定史跡・旧見付学校の向かいにある。
 暖簾をくぐると、店内にはジュビロ磐田の選手のサインや切り抜きがずらり。さすが、磐田はサッカーの町ですね。メニューを開くと、けっこう品数は多い。そば以外に、うどん、ラーメンまで扱うようだ。町のお蕎麦屋さんらしいっちゃぁらしい。そばは信州産の霧下蕎麦粉のほか、韃靼そばも打つらしい。
 まぁ、ここはいつものとおり天せいろで。あ、もちろんそばでお願いします。
 出てきたそばはいろいろ充実。そばの量もしっかりしているし、天ぷらも種類・量ともいっぱい、そして薬味も多様。
 海苔かけのせいろそばは、見た目色白の細打ちで、口に運べば柔らかめ。ちょっとつなぎ多めなのかな。するするとした食感だ。ツユは天ツユ共用で、マイルドな薄口甘め。出汁の香りなどのとんがったところのない味だが、もう少々濃口が個人的な好みだ。
 天ぷらはカボチャ、姫竹2、大葉、海苔、ニンジン・玉ねぎ・長ねぎのかき揚げ、ちょっと小ぶりの海老天2と、キノコはエリンギかな。かなりどっさりとあるが、衣はサクッと軽い。
 薬味は練りワサビ、青ネギ、大根おろしのほか、あたりごま(白)、うずらの卵も付く。好みで味に変化をつけられるから、通う人には嬉しいだろう。
 値段も抑えめだし、ボリューム的にもしっかり食事になる。気取らぬ町の蕎麦屋である。ただ、そば自体の印象が薄いんだが。当日、3時間前にウナギの二段重を食べたせいもあるかも。
 取材:2007年5月。(当時)天せいろ1,360円、もり525円、ざる580円、天おろし1,000円、おろし680円、緑茶そば625円、自然薯山かけ(温・冷)980円。営業時間は10:45〜14:00と16:45〜19:30。定休日は木曜日で、ほかに不定休有。Tel.0538‐32‐2323。静岡県磐田市見付2625‐1。お店のHP。JR磐田駅から遠鉄バス磐田市立病院福田線で7分くらいか。バスは経由が複雑みたいなので、要確認。遠州鉄道磐田営業所Tel.0538‐32‐4161。





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