神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 閑静な住宅街の一角、清楚なたたずまいの小ぢんまりした蕎麦屋だ。 メニューはあまり手広く増やさない方針のようで、8種類。ただし、すべてについて細打ちそば、太打ちそば、うどんが選べる。訪れた盛夏は温かいそばの部分は紙で隠してあったから、夏は冷たいそばだけのようだ。 穴子天せいろを頼もうと思ったら、穴子が入ってこないので切らしているとのこと。小柴とか三浦産にこだわりでもしなければこの時期に穴子が手に入らないなんてなさそうだけど、気を取り直して普通の天せいろ。特に言わなければ細打ちそばで出てくるようだ。 そばは薄い平打ち。切り方にはややばらつきはあるが、細く、それでいてカシっとした歯ごたえと弾力があるコシのしっかりした打ち方だ。量はやや軽めか。ツユは、かつお出汁の風味がきいた辛口。 天ぷらは種類もボリュームもたっぷり。ししとう、カボチャ、アスパラ、ミョウガ、ウリ、ナス、シイタケといった野菜だけでも7種類。さらにイカ、海老、蟹爪と全部で10品。天ツユは別に付くほか、粗塩も添えられてくるのが嬉しい。天先でお酒をちょっと楽しんでからそばを持ってきてもらうってのもいいかも。 薬味はオーソドックスにネギとワサビ。大根おろしは付かない。 メニューだけを見ればちょっと価格帯は高めの設定だが、それに見合うだけの内容ではないかと思う。ミディアムな鴨のローストが別皿に盛られた鴨せいろも、なんかすごくうまそうだった。ちなみに、昼のみの営業。 取材:2007年8月。(当時)天せいろ1,800円、穴子天せいろ1,900円、せいろ750円、のりせいろ850円、納豆せいろ1,050円、とろろせいろ1,050円、なめこおろし1,050円、鴨せいろ1,700円、追加せいろ500円。営業時間は11:30〜15:00。定休日は火曜日。Tel.045‐913‐3578。横浜市都筑区中川7‐2‐3。横浜市営地下鉄センター北駅から西側の広い通りをセンター南方向にたどり、大塚交差点を右に折れてすぐ。駅から5分あまり。センター南駅からでも10分ほど。クルマは店の前に2台くらいは駐車できる。 |
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