埼玉・千葉

たちばな（千葉県館山市）

　平成9年開業というから、取材時で10年目。ホームページを拝見すると、八王子の車家で修業されたらしい。
　店内は囲炉裏風の椅子席が10席ほどと、テーブルは4人掛けが2卓、8人掛けが1卓、座敷は4人×4かな？中央に打ち場があり、石臼が自家製粉を主張する。
　天付は3種類ある。「天ざるの上ってどこが違うんですか」「天ぷらの量が違います」とのことで、普通の天ざるを注文。
　そばは極細。挽きぐるみらしい黒っぽいそばで、コシはあまり強く感じないが喉越しの良いそばだ。ツユは出汁の効いたちょい甘口。薬味は本わさびとネギ。
　天ぷらは、ピーマン、カボチャ、しいたけ、イカ、小ぶりの海老。天ツユは付かない。
　風味もよく、うまいそばではあるのだが印象がちょっと弱い。きっと、旅の途中だったから房総・館山らしさを期待したせいなんだろう。
　なお、うどんもやっているが、もり汁がそばとは別物でかなり薄味。ワタクシには関係のない話ではあるのだが。
　取材：2007年10月。（当時）天ざる1,300円、かき揚げ天ざる1,300円、上天ざる1,700円、もり600円、ざる700円、辛味おろし900円、あい鴨せいろ1,000円。価格はすべて税別。営業時間は11：00～15：00と17：00～20：00。定休日は木曜日。Tel.0470‐23‐6090。千葉県館山市山本1131。お店のHP。