東京(都心から多摩地区まで)
| 原宿の喧騒からちょっと離れた、原宿と千駄ヶ谷のトワイライトゾーンのようなところにある蕎麦屋。4人掛けのテーブル席が3卓、2人掛けが1卓、カウンターが6席と、小ぢんまりしたお店は、家族で切り盛りしているような感じ。 天もりと天ざるの違いは海苔の有無だというので、天もりを注文。 盛りのミニマムなそばを想像していたのだが、思ったよりは量がある。たっぷりとはいえないけれど。黒っぽい細打ちのそばは、見た目の通り喉越しがよい。ふんわりとした挽きぐるみならではの甘みがあり、コシも締まって歯ざわりもシャッキリ。 シャッキリといえば、ツユも甘みがあるもののしゃきっとしたバランスのよい味で、そばの味が引き立つ。 天ぷらが極上。車海老の天ぷらが3本と、非常に潔い。これが衣は軽く、海老がプリッと甘く、天ぷら専門店のよう。もりと天もりの価格差1,200円はこういうことか。天ツユは付かないが、粗塩が添えられているのも嬉しい。 薬味は本わさびとねぎ、大根おろし。 「まだお時間が早いので薄いですが」と出された蕎麦湯はさらっとしていたが、言葉の通り、昼下がりには濃い目になっているのだろう。いずれにしても、作った蕎麦湯ではなく、茹で汁を使うということが分かる。 天付はちょっと値が張るが、そば単体で見るとお値打ちといえるクオリティの高さである。 取材:2008年4月。(当時)天もりそば1,800円、天ざるそば1,900円、もりそば600円、ざるそば700円、おろしそば(辛味大根)800円、とろろそば900円。お替り400円、大盛+200円。温かいそばは、かけ800円など。営業時間は11:30〜19:00。定休日は日曜日と祝日。Tel.03‐3402‐7738。渋谷区神宮前2‐19‐12。JR山手線原宿駅の竹下通り口から歩いて10分くらい。竹下通りの混み方次第か。JR総武線千駄ヶ谷駅、都営地下鉄大江戸線国立競技場前駅などからも同じくらいの距離。 |
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