神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)

手打そば 惣左衛門(横浜市緑区長津田みなみ台)

 そんなに古いお店ではないだろう。この街自体が最近5年で造られたようなところだし。
 大きな通りに面しているから場所が分かっていれば行きやすいが、大きな看板などは出ていないから、目の前に出てくるまでわからない。
 小ぢんまりした規模で、店内にはテーブル席が2人掛け2卓、4人掛け2卓、小上がりに掘りごたつ式の席が6人+4人がけ。こざっぱりして清潔感がある。
 天せいろは2種類。そしてせいろは自動的に二色になる。
 「店でさばいた活あなご使用」の天せいろを注文。まず、天ぷらが運ばれてくる。穴子1本のほか、海苔、大葉、そして穴子。衣は油っけすら意識しないくらい軽い。穴子の身はふっくら。小さなジャガイモのほか穴子の骨の素揚げが付いてくるところは、「店でさばいた」というプライドの発露だろうか。カリカリとしてうまい。口にしたのは、銀座の成冨以来。天ツユが添えられるほか、卓上には塩が常備されているのでお好みで。わかってるなぁ。
 で、肝心のそば。
 基本が2枚で、季節の変わりそばと挽きぐるみの組み合わせになる。今日は冬の定番・柚子切り。天ぷらのすぐ後に変わり切り、そして少し間をおいて挽きぐるみが供される。
 ていねいに打たれた感じの滑らかな歯触り。柚子切りも挽きぐるみもやや太打ちの短めに打たれたそば。ジワリとした弾力のあるそばで、そばの味が広がる。ツユはからみにくい。量はかなり軽い。
 そのツユ、やや辛口というか、出汁の甘味も効いたやさしい仕上がり。徳利に入っている量も、太いそばにはミニマムな量で、蕎麦湯の楽しみを考えれば「足りない」と思う。
 メニューのバリエーションは少ないけれど、絞り込んだだけのことはある、という蕎麦屋だ。季節ものだと思うが、壁に貼り紙がしてあった「生桜えびのかき揚げ」も食べたかったなぁ。
 取材:2007年12月。(当時)天せいろ(特大海老使用)1,050円、天せいろ(店でさばいた活あなご使用)1,100円、せいろ(二色)630円、辛みそば1,050円、とろろづけそば900円。温かいそばは、かけ630円、にしんそば900円、天ぷらそば(大海老か活あなご)1,050円、鴨せいろ1,050円。大盛りは260円増。営業時間は火曜日〜金曜日が11:30〜14:30、土曜日と日曜日が11:30〜16:00。定休日は月曜日と第3火曜日。Tel.045‐982‐8991。横浜市緑区長津田みなみ台5‐11‐1。JR横浜線、東急田園都市線の長津田駅南口から1km弱。

2008.7追記
 画像を入れ替えました。7/6に食べた穴子の天せいろは、変わりそばが紫蘇切りでした。相変わらず短いです。





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