東京(都心から多摩地区まで)
| 間口は狭く、入り口は奥まって、近くに寄らなければ蕎麦屋と気づくこともない。店内は蕎麦屋というよりもバーのような作りで、カウンター席のほか、奥に個室のようなテーブル席があるようだ。 天せいろを注文したら、「お昼はやってないんですよ」との一言で、かなりテンションが下がる。5種類のランチメニューから選んでほしいようだが、それもぴんとこない。そばを食べに来たのであって、飯類がほしいわけではない。「天ぷら以外ならできる」そうなので、せいろ。 そば自体は悪くない。黒っぽい細打ちのそばは、ぎゅっとしまった感じで歯ごたえは硬質。「固い」と感じる向きもあるだろうが、そばの味がしっかりと味わえる。 ツユはしょうゆが勝ち気味の辛口濃い目。このそばの強い味を受け止めるには相性がよい。薬味は本わさびとねぎ。蕎麦湯は最初の客だったからかもしれないがさらさら系だった。 食後にはコーヒー付き。 そばはいいんだが、個人的嗜好からすると、昼には……。 取材:2008年6月。(当時)せいろ840円(小は580円、おかわり260円)、つけ鴨せいろ1,680円、つけとろ1,280円。温かいそばは、かけ840円、にしんそば1,360円、カレー南蛮1,050円など。昼の膳は900〜1,000円(カレーや雑穀米が自慢らしい)。営業時間は11:30〜14:30と18:00〜23:00。定休日は特になし(でも、以前土曜日の昼に行ったらやってなかった)。Tel.03‐3737‐1431。大田区蒲田5‐34‐8。JR・東急の蒲田駅と京急蒲田駅の間。いずれからも歩いて5〜10分くらい。大田区民ホール隣の公園の向かい。 |
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