神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| いかにも普通の町の蕎麦屋然とした外観。暖簾をくぐって引き戸を開ければ、やはり昔ながらの雰囲気だ。メニューはもちろん、壁に掲げられていて、手元には来ない。 でも、天ざるだけではなくて天もりがあるのは良心的。天もりを注文したら「つけ天」と言って注文を通していた。そんなところも昔ながらの蕎麦屋の風情。 天もりは重箱に入って出てくる。左にそば、右に天ぷらと薬味。もちろんツユは天ツユと共用。 そばはとにかくツルツル系。細く、蕎麦粉は6〜7割の機械打ちではないだろうか。温かいそばだとうまそうな感じで、冷たいそばでは喉越し以外に特徴はない。 ツユは甘口薄め。どっぷりつけて食べるほうが向いている。 天ぷらは、衣がバリっとした古典的蕎麦屋の海老天のほか、ししとう2、ナス1とオーソドックスな内容。 薬味には大根おろしとねぎで、珍しくワサビは付かない。 そばのボリュームはしっかりとしたもので、食事としてのそばを手ごろな値段で、という理念を感じさせる。というようなごたくは無用の、気楽な町の蕎麦屋である。 取材:2008年4月。(当時)天もり850円、天ざる950円、もり500円、とろろ700円。温かいそばは、かけ500円、玉子とじ650円、おかめ650円。季節ものでは冷やしたぬき700円。営業時間・定休日は不明。あまり休まなそうな雰囲気。Tel.045‐621-4481。横浜市中区本牧町1‐1。バス停本郷町からすぐ。横浜市営バス99系統(桜木町駅前〜磯子車庫前)、101系統(根岸駅前〜保土ヶ谷車庫前)、105系統(横浜駅前〜本牧車庫前)、フジエクスプレス(桜木町駅前〜本牧元町循環)などが停車。 |
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