東京(都心から多摩地区まで)
| 尾張一宮にある妙興寺で慶長年間(西暦1600年前後)に恵順という僧侶が記した『蕎麦覚書』をもとに研究したそばを出すのだとか。だからと言って精進料理的なメニューばかりでなく、海老天や鴨などの「生臭もの」もちゃんとある。 水戸街道(国道6号線)に面した、白壁の店。店内は使い込まれた感じがよい雰囲気を醸している。4人掛けのテーブル席4卓、2人掛けが3卓と、20名ほどのキャパシティ。 野菜天ざるが平日のランチサービスというので、注文。たぶん一押しなのであろうと推測して…… そばは白く極細。ちょっと予想とは違うが、つるりとした喉越しの良いそばで、見た目で懸念するコシの弱さもない。 ツユはマイルドなやや辛口。ここのそばの特徴にはマッチしている。 野菜天ぷらは5品。カボチャ、ナス、ピーマン、タマネギ、しいたけ。薄く軽い衣だ。天ツユは付かない。 薬味は大根おろしとおろしショウガ、ねぎ。 個人的にはもう少し野趣のあるほうが好みではあるが、洗練された優しいそばであることは間違いない。いろいろ工夫した変わりそばもあるようなので、そちらが本道なのかもしれない。 取材:2009年11月。(当時)ランチサービスは、平日(火曜〜金曜)の昼の営業時間で、野菜天ざると野菜天ぷらそばがどちらも1,000円。野菜天ざる1,300円、天ざる1,700円、もりそば750円、ざるそば800円、一口そば1,000円、つけとろそば1,100円、妙興寺そば1,100円、納豆そば1,200円、鴨せいろ1,600円。営業時間は11:30〜14:00と17:00〜21:00、日曜・祝日は中休みなしで11:30〜21:00。定休日は月曜日で、祝日の場合は翌日。Tel.03‐3611‐6022。墨田区東向島6‐38‐2。東武伊勢崎線東向島駅から歩いて5分。京成曳舟駅からでも10分あまり。店の隣に駐車スペース数台分。浅草と銀座に支店がある。お店のHP。 |
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