神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)

そばきり 一休(横浜市金沢区能見台) 閉店

 去年、通りがかりに見つけて気になっていた蕎麦屋。
 入口の階段の反対側にスロープを付けているところなど、バリアフリーにさりげなく気を使っているところがいい。
 こざっぱりと清潔感のある店内は、真ん中に6席のカウンター、それを挟んで両側に4人席×2、2人席×4のテーブルが配置される。
 レギュラーメニューは絞り込まれているが、代わりに季節ものがいろいろと壁に貼られている。かわりそばも毎月趣向を凝らしているようで、1月はウコンそば。各種の種ものとも組み合わせができるようだ。
 初見なので、もちろん天せいろを注文。
 そばは、ちょっとだけ太め(細くないという程度)。角がきっちり立っていて、男らしい。歯ごたえも見た目の印象通りカシっとしっかりしていて、噛めばそばの甘みが広がる。喉越しもよい。2段に盛られたボリュームもそこそこ。
 ツユは出汁のきいたちょっと甘めのマイルドなタイプ。
 天ぷらは、レンコン、オクラ、ナス、舞茸、海老。油が軽く、衣も薄くて食べ飽きない。天ツユは別に付く。
 薬味には、粗めにおろした本わさび、刻みネギ、天ぷら用の大根おろし。
 もう少し濃い辛口のツユでも食べてみたいようなそばだが、もちろんこれでもうまいことには変わりない。薬味の扱い一つとっても、非常にていねいで繊細な仕事ぶりがうかがえる。クオリティの割に価格が抑えめなのもうれしいところで、かなりバリューなそばである。冬のうちに、季節ものの牡蠣そばを賞味してみたいものだ。
 取材:2009年1月。(当時)天せいろ1,200円、せいろ600円、鴨せいろ1,000円、つけとろ800円、カレーせいろ800円、3種類の冷がけが味わえる一休そば三味1,500円。おかわりせいろは300円、せいろを1段に減らすと200円引き。温かいそばは、天ぷら1,200円、鴨南ばん1,000円、親子南ばん800円、カレー南ばん800円、たぬきのお月見700円。季節もののきのこせいろ・きのこそば800円、牡蠣汁せいろ・牡蠣そば1,000円。営業時間は11:00〜20:00。定休日は水曜日。Tel.045‐783‐8150。横浜市金沢区能見台通8‐7。京急線能見台駅から西に上がる坂を上りはじめてすぐ右手。歩いて1分弱。店のブログ





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