中部(静岡県を含む東海・北陸)
| 静岡鉄道新静岡駅の裏手?にある、小ぢんまりとした佇まいの蕎麦屋。そばは二八、十割、さらしなのほか季節の変わりそばを打つ。 夜に蕎麦屋酒を楽しむために出かけたので、おせいろ天盛の天種だけを先に出してほしいというと、快く応じてくれた。 天ぷらは、季節の山菜と海老。この日は、あしたば・よもぎ・こしあぶら……だろうか。それに海老天が2本。天ツユと塩、薬味に大根おろしがつく。さっくり軽い天ぷらは食べ飽きない。 そばは、十割。細打ちで、コシが強く、しなやかな弾力と喉越し、そばに求める魅力が全部入っている。ボリュームもけちけちしていないところが嬉しい。ツユはきりっとした辛口。こちらの薬味は本わさびとねぎ。 蕎麦湯がトロリと濃厚だったのは、時間が遅いからなのかいつもこうなのか。これもご馳走のうち。 静岡を中心に地酒が充実しているのも特徴だが、そばがバリュー価格なのとは反対に、ちょっと値付けが高めかも。 昔ながらの蕎麦屋の風情が残る、心地よい空間である。 取材:2009年4月。(当時)おせいろ天盛=二八1,365円・十割1,575円、おせいろ=二八630円・十割840円、鴨せいろ=二八1,470円・十割1,680円、にしんそば=二八1,365円・十割1,575円(夏期は冷やしもあり)。営業時間は11:30〜22:00(売り切れ終了)。不定休。Tel.054‐255‐3277。静岡市葵区鷹匠1‐7‐10。JR静岡駅北口から歩いて10分。静岡鉄道新静岡駅前。 |
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