神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)

板そば 蒼ひ(横浜市中区相生町=馬車道)

 馬車道のなかほど、アイスクリーム発祥の老舗「相生」のすぐ近くの路地にある。店はもともと洋食屋として使われていたような内外観で、蕎麦屋のイメージはない。それはスタッフの服装も同様。店内は、4人掛け4、3人掛け2のテーブル席である。
 板そばは山形県の名物。新潟のへぎそばと同じく、供し方が独特だ。が、元来複数名で食べるときのスタイルなので、今回は一人でボリュームがありすぎかと思って普通の天婦羅せいろを注文した。
 機械打ちなのか押し出しなのか、断面の丸いそばは、白くコシも風味も弱い。ツユは辛口。薬味にはわさびとねぎ。
 天ぷらは、海老、ピーマン、ナス、シメジ、イカ。衣の油切れがよくない。天ツユは付かないが、塩が付いてくるところは嬉しい。大根おろし付。
 そばつゆにバリエーションを持たせるなど、独特の工夫が楽しいのだが、そば自体の魅力が乏しい。居酒屋営業がメインなのだろう。
 取材:2009年8月。(当時)天婦羅せいろ1,500円、かき揚げ天せいろ1,200円、せいろ700円、ダッタンせいろ850円、胡麻汁せいろ800円、黄味だしせいろ800円、板そば(1〜2人前、ツユ別)990円、ダッタン板そば(1〜2人前、ツユ別)1,450円。板そばのツユは7種類、200〜550円。そばと組み合わせる天ぷら単品などはホームページ参照。営業時間は月曜〜土曜と祝日が11:30〜14:30と17:30〜23:00、日曜と連休最終日が11:30〜15:00と17:00〜22:00。定休日は不定だが、おもに第2日曜日。Tel.045‐212‐1138。横浜市中区相生町4‐66 第15須賀ビル1階。横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅9番出口から歩いて3分ほど、みなとみらい線馬車道駅7番出口から4分ほど、JR根岸線関内駅も近い。





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