東京(都心から多摩地区まで)
| 地図から検索するサイトで引っかかった蕎麦屋。桜田通り(国道1号線)と目黒通りが分岐する清正公前交差点の高輪側の側道に面したビル。地図を持っているにもかかわらず1回通り過ぎてしまったくらいわかりにくい。 店内は、6人掛けのテーブル席が2つ。小ぢんまりした店を老夫婦で切り盛りしているようだ。近頃よく出会う形態である。 オーソドックスなそばに加え、ランチタイムにはそば料理を組み合わせたセットを用意するなど、創意工夫が感じられる。また、そばは二八と変わりそばを打ち、天付メニューも海老、穴子、野菜の3種類を用意するなど、なかなか嬉しい店なのだ。 初見なので、穴子天せいろを注文。 そばはサンドベージュの色合いに期待が高まる細打ち。しっかりとした弾力のあるコシ、爽快な喉越し、そして噛めば甘味が味わえる。盛りはやや軽い。 ツユは奥のほうにかすかな苦みを感じる辛口濃いめ。そばを浸ければ苦みが消えて甘味が引き立つ。薬味は本わさびとさらしねぎ。 天ぷらは、肉厚の穴子一本揚げのほか、かぼちゃとしし唐。天ツユは付かないが、抹茶塩が添えられる。ふっくらとした穴子は衣が軽く、穴子そのものの味を楽しむことができる。 締めの蕎麦湯はさらり。 若干レートは高めではあるが、上等で実直な感じのそばが味わえる。今日の変わりそばは「粗挽きそば」となっていたが、次回もメニューにあればぜひ味わってみたい。そしてランチの「蕎麦三昧」も…… 取材:2010年10月。(当時)穴子天せいろ1,500円、海老天せいろ1,500円、野菜天せいろ1,200円、せいろ700円、からみ(辛味大根)900円、とろせいろ1,000円、鴨せいろ1,500円。温かいそばは、かけ700円、天ぷらそば1,200〜1,500円、鴨南蛮1500円。ランチタイムの小丼セット1,000円、蕎麦三昧(そばコロッケ、蕎麦豆腐、せいろまたはかけなど)880円。大盛は200円増。営業時間は11:30〜14:00と17:30〜22:00。定休日は土曜、日曜、祝日。Tel.03‐5739‐0608。港区高輪1‐17‐16。都営地下鉄三田線・東京メトロ南北線白銀高輪駅から歩いて4分ほど。 |
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