北関東(群馬・栃木・茨城)
| 住宅街の一角にある蕎麦屋。 2003年10月のオープンらしく、建物もまだ新しい感じ。テーブル席は4人掛け2卓と8人掛け1卓、座敷は6人席が2つ。 注文したのは、「本日のおすすめ」にも掲げられていた2点盛り天せいろ。二八の細打ちのそばと、粗挽きの粉を使った太打ちのそばを食べ比べられるという。土・日限定10食の十割そばにも惹かれたのだが…… 二八はかなり細打ち、粗挽きはかなり太打ち。どちらもコシはあまり強い感じがしないというか、空気を多く含んでいるような軽いやさしい歯ごたえと、しなやかなそばが喉を通りすぎる快感が味わえる。 そばは甘みがあって、特に粗挽きのそばはかみしめると口に広がる甘み、鼻に抜ける香りが楽しめる。 ツユは、醤油の輪郭のはっきりした辛口濃いめ。たまりっぽいというか……。そういえば、茨城は醸造品もよいものがありましたね。そばの甘味との相性が良い。薬味には本わさび、ねぎ、辛味大根。 天ぷらは、10cmあまりの海老天2本と、ナス、サツマイモ、大葉、しし唐、舞茸。天ツユは付かないが、塩が添えられる。桜色をしていたが、あれはなんの塩だろう。 単品には穴子の一本揚げとか桜海老のかき揚げもあり、こちらにも強く惹かれた。 十割そば、天ぷら……まだまだ未練がたっぷりなので、ぜひ再訪したい。 取材:2010年7月。(当時)二点盛り天せいろ1,400円、粗挽き(限定)田舎そば700円、もりそば700円、十割そば(土・日10食限定)1,000円、炙り鴨せいろ1,300円、鴨せいろ1,250円、辛味大根おろしそば900円、つけとろろ950円。温かいそばは、かけそば700円、あつあつ釜揚げとうふそば1,100円、舞茸そば900円、鴨南そば1,250円、天ぷらそば1,300円。大盛は200円増。穴子の天ぷら890円、桜海老のかき揚げ580円。営業時間は11:30〜14:00と17:00〜19:30。定休日は月曜日。Tel. 029‐285‐0031。茨城県ひたちなか市高野3267。店の前に駐車スペースが8台分。最寄駅はJR常磐線佐和駅だが、1.8kmほど距離がある。 |
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