東京(都心から多摩地区まで)
| 泉岳寺駅のA3出口のすぐ横、一瞬店と出口が同じ建物かと思ったくらい。 かなり年季の入った店構えである。もちろん店内に入っても印象は同じ。町の蕎麦屋だなぁという感じ。 広いとはいえない店内には4人がけのテーブル席が8卓。 メニューはすべて壁に貼られているというスタイルも昔っぽい。ただ、追加や季節ものなどが別掲示になっているためにすべてのメニューを把握するのが難しい。で、天ざるはあったがどこにも書かれていない「天もり」と言ったら注文が通ったのでそれで…… 自家製というそばは、白っぽく柔らかめで風味は弱い。コシというのではないが弾力はある。同じく自家製のツユは出汁が効いた甘口濃い目。いかにも東京のそば汁らしい。薬味には練りわさびとねぎ。 天ぷらは価格を考えると品数も多い。しし唐、ナス2切れ、ピーマン、肉厚なしいたけ、にんじんのかき揚げ、10cm大の海老天。天ツユはつかない。 気取りのない地元密着の蕎麦屋――ある意味絶滅危惧種的な存在になろうとしているかもしれないが、まだまだ日本には必要な形態だと思う。 取材:2011年10月。(当時)天もり1,000円、天ざる1,100円、もり500円、とろろ750円。温かいそばは、かけ500円、たぬき550円、花巻600円、玉子とじ650円、天ぷら770円、にしん820円。営業時間は月曜日〜金曜日が11:00〜14:00と17:30〜20:20、土曜日は11:30〜13:30。定休日は日曜日と祝日。Tel.03‐3441‐1685。港区高輪2‐17‐6。都営地下鉄浅草線(京急線)泉岳寺駅A3出口横。 |
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