神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 国道16号線、磯子警察署の近く。クルマを運転していて偶然目に入ったのが「そば」「司」の文字。先日「坂の上の蕎麦屋 司」を訪れた折にその話をしたら、以前のお店に勤めていた方が開いたお店とのこと。お弟子さんでは一番若いらしい。 店内は、4人掛けのテーブル席が4卓。 あちらの司を想像していくと、意外にメニューの種類が多いなと思う。季節ものを除いてそばが温・冷合わせて24種類、丼物が9種類・10品、おつまみ系10種類。ただ、季節もののかき南蛮を除けば、あまり類似性は感じられない。 注文したのは天もり(同じ値段の天ざるとの違いを聞くのを失念した)。 そばはサンドベージュの極細打ち。かなり硬質な歯触りで、ピンとしたコシ、気持のよい喉越しが味わえる。見た目で期待した通り、そばの甘味、香りも豊か。盛りもけちけちしていない。 ツユはマイルドな辛口。もう少し濃くてもいいかなとも思うが、雑味のない優しい口当たりだ。薬味には練りワサビとねぎ。ここは本わさびを使い、ねぎは水に晒したほうがよいと思う。 天ぷらは、15cm大の海老天、きす、ナス、ピーマン。きすはふっくらとしていておいしい。天ツユは付かない。 「坂の上」と比べても意味がないし、事実あまり似ていない。ただ、薬味と蕎麦湯に関しては、真似たほうがよいのではないかと思う。あと、個人的な好みで、箸は割り箸にしていただきたい。 磯子と根岸のちょうど中間くらいと、交通の便は決して良いとは言えないが、そのハンデを撥ね返す力を秘めているように思う。若い主人の今後の成長を見守りたい蕎麦屋である。 取材:2010年10月。(当時)天もり1,250円、天ざる1,250円、もり700円、冷たぬき850円、月見つけとろろ1,000円、きのこおろし1,050円、鴨せいろ1,400円。温かいそばは、かけ700円、月見800円、鴨南1,400円、天ぷら1,100円。かき南蛮(季節もの)1,200円。丼物は+300円でそばセットになる。営業時間は11:00〜15:00と17:00〜20:30。定休日はなし(不定休)。Tel.045‐754‐8105。横浜市磯子区磯子2‐21‐9。根岸線根岸駅から1.4km、磯子駅から1.6kmほど。最寄りのバス停は浜。根岸、磯子、横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺などの駅からの路線がある。駐車場は、近くの磯子警察署裏のコインパーキング(Times)が近隣ではいちばんキャパシティがある。
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