神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| 伊勢佐木町と野毛の間に位置する横浜のベタな下町・吉田町にある、年季の入った町の蕎麦屋。1階が蕎麦屋、2階が天ぷら割烹らしい。店頭の看板も「きそば 天婦ら」。 店内も昔ながらの蕎麦屋の風情。椅子席が20席くらい、小上がりが25人分くらいか…… 天付メニューがけっこう豊富。天ざる、つけ天、かき揚げ、ごぼう天……とある中で、基本の天ざるを注文。 そばは極細。よく締まった感じの歯触りで、喉越しが軽い。盛りもしっかりしていてボリュームが感じられる。ツユは横浜にしては濃口の辛めで、そばの甘味との相性がよい。薬味には練りワサビとねぎ。 天ぷらは、15cm超の大きな海老天のほか、ピーマン、カボチャ、ナス。衣がパリッとした「蕎麦屋の天ぷら」らしいものだ。天ツユは付かない。 最近の上級志向の手打ちそばとは全く違うが、ちょっとそばが食べたいなという時にこんな店がそばにあってほしい、そんな蕎麦屋である。何より、そばとしての一線だけは守ろうという心意気が感じられるのがいい。 取材:2011年4月。(当時)天ざる1,200円、上天ざる1,600円、かき揚げせいろ950円、ごぼう天せいろ850円、つけ天1,100円、上つけ天1,500円、もり550円、大もり600円、冷しとろろ850円(丹波篠山の山芋使用)、鴨せいろ950円。温かいそばは、天ぷら1,100円、たぬき600円、とろろ月見850円など。営業時間は11:00〜14:00と17:00〜21:00。定休日は水曜日。Tel.045‐251‐0034。横浜市中区吉田町24−12。横浜市営地下鉄ブルーライン桜木町駅または関内駅、JR根岸線関内駅から400mくらい。京急線日ノ出町駅、JR根岸線桜木町駅から600mくらい。 |
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