神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)
| なんとなく通りがかりにあることだけは知っていたが、素通りしていた。 以前はもう少し古びた感じだと思ったのだが、外装を手直ししたのかずいぶんカラフルな店構えになった気がする。 開店は11:30のはずだが、11:15くらいに暖簾もかかっていたので入店。4人掛けのテーブルが7〜8卓ほどの店内も小ざっぱりしている。テレビがうるさいのはこういう町の蕎麦屋ではよくある光景なので気にしない。全卓に灰皿あり。ただ、幸いなことにこのときは店を出るまでにすべての席が埋まったのだが、喫煙者はいなかった。 メニューを開くと、もりが450円からとかなり抑えた価格帯。というか、麺類では1,000円に達するものがない。そして、久しぶりに中華も扱っている蕎麦屋に入った。壁にも、冷したぬきそばの貼り紙と並んで冷やし中華があるし。思わず、今年人気の芸人さんを思い出す。 注文は天もり。おろしそばと同額とはどう解釈するべきか……冷しむぎ(冷麦)も同額なのだが。面白い。 が、出てきたのは至極まっとうな天もり。そばは手打ちでないのは明白だが、妙になまっちろくて柔らかい麺ではなく、割粉比率は高いけれどそばの甘味があり喉越しの良いもの。ボリュームもある。ツユは甘口だが、神奈川でよくある薄口ではなくてやや濃い目で好ましい。 天ぷらは15cm大の海老天のほか、ナス、サツマイモ、カボチャ、大葉。ちゃんと揚げ立てだし、さらに言えばおいしい。天ツユは付かない。 薬味に添えられるのは、練りワサビ、ネギ、大根おろし。 コストパフォーマンスは文句なしによい。いまどきこの値段でこのクオリティというのは珍しいといえる。普段の使い勝手の良い、町の蕎麦屋の鑑と言ってもよい存在だと思う。 取材:2011年6月。(当時)天もり780円、天ざる890円、もり450円、とろろそば730円、おろしそば780円。温かいそばは、かけ450円、天麩羅そば780円、カレー南ばん630円。季節ものの冷したぬき730円。ちなみにラーメン450円。営業時間は11:30〜20:00。定休日は木曜日。Tel.045‐731‐3754。横浜市南区弘明寺町270。京浜急行線弘明寺駅から150mほど。横浜市営地下鉄ブルーライン弘明寺駅からだと300mくらい。
2022.2.26追記 久しぶりに行ったら価格が改定されていたので更新。 天もり880円、天ざる990円、もり500円、とろろそば830円、鴨せいろ940円。温かいそばは、かけ500円、天ぷらそば880円、カレー南ばん720円。
2022.10.24追記 また価格改定があったようなので追記。 天もり950円、天ざる1,100円、もり550円、とろろそば880円、鴨せいろ1,000円。温かいそばは、かけ550円、天ぷらそば940円、カレー南ばん770円。 ちなみに現在は禁煙で、ラーメンもメニューにはない。 |
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