東京(都心から多摩地区まで)
| 「高輪台」といわれる小高いエリア。近くには高野山東京別院がある。 小ぢんまりしたたたずまいの店内は、7人、4人、2人のテーブル席で、詰め込んで14人といったキャパシティ。老夫婦で切り盛りしているようだ。 メニューにはないが「天もりできますか?」と聞いたら「海苔かけないやつ?」と聞かれたので、それでお願いする。 出てきたそばは、想像したよりは色合いがよい。たぶん機械打ちであろう極細のそばだ。喉越しはよいが、コシは弱めでちょっと柔らかい。風味も弱い。 ツユは出汁の輪郭がくっきりしたやや甘口。薬味は練りわさびとねぎ。 天ぷらはカボチャ、サツマイモ、ピーマンが各2切れと小ぶり(10cm台)の海老天1本。天ツユや薬味はつかない。野菜はからっとしているが、海老はちょっとしっとり。 いわゆる町のごく普通の蕎麦屋の内容であるが、全体にレートは高め。もりが500円なのは抑えてあるが、種物は軒並み850円〜。コストパフォーマンスははっきり言って悪い。 ちなみに。天ざると天もりの値段は一緒。別に海苔が要らないから天もりにしてもらっただけだからいいけど……「一緒なんですよぉ〜」と、お勘定をした女将さん、志村けんの「ひとみさん」に似てました。 取材:2012年1月。(当時)天ざる1,250円(天もりも同額)、もり500円、ざる600円。温かいそばは、かけ500円、たぬき600円、月見850円、天ぷら950円など。営業時間は10:30〜19:30。定休日は火曜日。Tel.03‐3441‐0772。港区高輪3‐15‐11。JR品川駅高輪口・京急線品川駅から歩いて15分ほど。最寄は都営地下鉄浅草線高輪台駅で、400mほど。 |
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