埼玉・千葉
| 古い建物が点在し、古くは宿場として栄えたという扇町屋にある蕎麦屋。キャパシティは15名足らずという小ぢんまりした店だ。カウンターのある店内は、夜は小料理屋的な雰囲気であろうことをうかがわせる。 注文したのは天せいろ。壁には穴子天ぷらの貼り紙もあったが、メニューの天付は天せいろと天ざる、イカ天せいろ、キス天せいろとあるだけ(これでも十分だが)。 そばは極細打ち。挽きぐるみらしいやや茶のかったそばは表面に点々と星がある。細さのせいもあってコシはあまり強く感じないが、ふんわりした打ち方のようで、優しい歯触りと甘味が感じられる。盛りもしっかりしているほうだ。 ツユは醤油の風味が前面に出たやや甘口。薬味にはわさび、白ねぎと青ねぎ(わけぎ)、白ゴマ、大根おろし。 天ぷらは、ナス、サツマイモ、ピーマン、シメジ、カボチャ、キス、イカ、15cm大の海老、レンコン、タマネギと、ボリュームとバリエーションが楽しめる。天ツユ付き。 ちょっとゆっくりとした時間が流れる感じの、手打ちながら気取りのない蕎麦屋である。 取材:2012年2月。(当時)天せいろ1,350円、天ざる1,400円、イカ天せいろ1,050円、キス天せいろ1,050円、せいろ700円、とろろ蕎麦850円、辛み蕎麦850円、鴨汁1,350円。温かいそばは、かけ700円、山菜蕎麦800円、鴨南蕎麦1,350円、天麩羅そば1,350円。大盛は350円増。営業時間は11:30〜22:00(平日の15:00〜17:00は休憩)。定休日は火曜日。Tel.04‐2962‐1557。埼玉県入間市扇町屋3‐3‐7。西武池袋線入間市駅から入間市博物館・アウトレットパーク方面行きなどのバスで4分ほどの扇町屋バス停で下車、歩いて1分ほど。駐車場有。お店のHP。 |
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