東京(都心から多摩地区まで)
| 靖国通り、白山通り、雉子橋通りに囲まれた神保町の一角、路地というには広いが静かな通りに面した隠れ家的な佇まいの蕎麦屋。 ウッディな店内はほの暗く、落ち着いた雰囲気。5人、2人、4人×2、8人掛けのテーブル席がある。 田舎そばや変わりそば(当日は檸檬切り)も打つようだが、穴子天せいろを注文。 かなり細めに打たれた濃いめのサンドベージュの二八そばは、ピンとした強いコシ、硬質な歯触り。噛めばじわりと甘味と香りが広がり、爽快な喉越しも味わえる。盛りが少なすぎることもない。薬味は本わさびとネギ。 ツユもそばの性格にマッチしたきりっと辛口濃いめで、醤油の輪郭のはっきりしたタイプだ。 天ぷらは、大ぶりの穴子を4つに切り分けたものの他、しし唐が2本。衣は薄くさくっとして、穴子の身はふっくら肉厚だ。天ツユには大根おろしとしょうがが添えられる。 締めの蕎麦湯もたっぷり2杯分。 なんというか、日本刀の雰囲気にも似た感じ。しかし、けっして緊張するような雰囲気ではなく、逆に落ち着いた静かな時間を楽しめる空間といえる。 蕎麦前や酒もよいものをそろえており、機会があればじっくりと蕎麦屋酒を楽しんでみたい蕎麦屋だ。 取材:2012年6月。(当時)穴子天せいろ1,600円、天せいろ1,400円、せいろ700円、いなか750円、本日の変わりそば900円、三色1,000円、胡麻だれ950円、そばとろ1,100円。天せいろは300円増しで三色に変更可。大盛り200円。温かいそばは、かけ800円、玉子とじ1,000円、天ぷら1,500円、穴子天ぷら1,700円。数量限定ランチメニュー各種1,000円。営業時間は11:30〜15:00と17:30〜23:00。定休日は日曜日と祝日。Tel.03‐3288‐1370。千代田区神田神保町2‐21‐10 高野ビル1階。都営地下鉄三田線・新宿線、東京メトロ半蔵門線神保町駅A6またはA1出口から歩いて3分くらい。お店のHP。
2012年12月追記 温かい天ぷらそばを食べた。 天ぷらは別盛りで、10cm大の海老天2本に、キス、ナス、しし唐、カボチャ。普通の天せいろの天ぷらと同内容と思われる。 ふんわりとしたそばと、かけ汁の優しさが印象的。 |
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