神奈川(横浜を中心に三浦･湘南・箱根など)

鎌倉梅の木（横浜市南区南太田）　2020年閉店

　大岡川や蒔田公園近くの路地。すぐ近くは頻繁にウォーキングで通っているのに、つい最近まで気付かなかった手打ちそばの店。店名に鎌倉とついている通り、元は鎌倉長谷にある「梅の木」の支店かのれん分けのようだ。家族で切り盛りしている感じで、あまり支店的なマニュアル感はない。
　カウンター5～7席とテーブルが24席ほど。満席だと処理能力をちょっと超えてしまうようで、日曜日の昼時に訪れたらちょっと時間がかかった。
　お値段も鎌倉価格ではなく大衆的で、ほとんどが1,000円以内に収まっている。天せいろを注文。
　そばは極細打ち。サンドベージュの肌はつるりとしていて、コシと喉越しがよい。風味はちょっと弱い感じ。盛りは軽め。
　ツユは薄甘口が幅を利かせる神奈川にあっては辛口なほう。個人的にはもうちょっと濃いとさらに良いと感じる。薬味は練りワサビとねぎ。
　天ぷらは、10cm大の海老天のほか、大葉、ナス、カボチャ。しっとり系で、衣バリバリタイプではない。天ツユや塩はなし。
　多少個性は弱いとはいえ、手打ちそばがこの値段で味わえるコスパは大きな魅力。長く続く蕎麦屋になってほしい。
　取材：2013年12月。（当時）天せいろ950円、天ざる1,050円、せいろ500円、胡麻だれ700円、つけとろ900円、三種盛り900円、鴨せいろ950円。温かいそばは、かけ550円、京風きつね800円、卵とじ800円、カレー南蛮850円、鴨南蛮950円、天ぷら950円。大盛は200円増。営業時間は、11：00～15：00と17：00～21：00。定休日は月曜日（祝日の場合は昼のみ営業）。Tel.045‐715‐3837。横浜市南区南太田1‐11‐13。京急線南太田駅から歩いて3分くらい。横浜市営地下鉄吉野町駅から5～6分くらい。