東京(都心から多摩地区まで)
| 人形町の甘酒横丁の一角にある老舗。下町風情の漂う清楚な佇まいがよい。明治20年(1887)に浅草で創業し、人形町に移転したのは昭和10年(1935)だというから、すでにこの地だけでも80年。 メニューも値のこなれたもの。天ざるを注文。 そばは白っぽく風味は弱い機械打ちだが、細打ちで喉越しがよい。ツユはマイルドな辛口。薬味は練りわさびとネギとオーソドックスなものだ。 天ぷらは10cm大の海老天のほか、小海老と枝豆、ネギのかき揚げ、ナス、カボチャ。さくっとした衣も気持ちよい。天ツユは付かないが、卓上の黒七味で食べてみたらけっこうイケた。 地元客と観光客、おそらく平日ならばビジネスマンもひととき憩う、気どりのない町蕎麦屋である。 取材:2015年7月。(当時)天ざる1,150円、もり550円、冷たぬき600円、冷きつね650円、とろろせいろ850円、ねぎせいろ850円、鴨せいろ1,200円。温かいそばは、かけ550円、花巻600円、月見650円、天ぷら1,000円、鴨南ばん1,200円、鍋焼うどん1,200円。営業時間は11:45〜16:00と18:00〜21:30。定休日は日曜日。Tel.03‐3666‐6964。中央区日本橋人形町2‐4‐9。東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線人形町駅A1出口から歩いて1〜2分。
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