中部(静岡県を含む東海・北陸)
| 朝霧高原の南、住宅地の中にひっそりたたずむ隠れ家タイプの蕎麦屋。たぶん、偶然見つけることは困難な立地だ。 店内は、視界が開けていれば正面に富士山を望むカウンター4席のほか、6〜7人掛けのテーブル席2卓と、5人掛けの掘りごたつ式座敷1卓。 シンプルなメニューは天付きはないので、もりそばと天ぷらを注文。けっこうゆっくりペースで、先客は2組5名だったが出てくるまでに30分弱。 そばはふんわり空気を含んだ平打ちだが、じわっと弾力があり、風味も上々。盛りも悪くない。ツユはやや甘口でマイルドなタイプ。薬味には本わさびとネギ。 天ぷらは値段から想像していたよりも種類もボリュームもたっぷりの10品。10cm大の海老天、ゴーヤ、いんげん、レンコン、ミョウガ、サツマイモ、エリンギ、ナス、カボチャ、イチジク(野菜は季節で変わる)。軽くさっくりと揚がっており、抹茶塩でいただく。 そばには煮物と冷奴付き。 ゆったりした時間を楽しむ空間。都市の喧騒を忘れさせてくれる蕎麦屋だ。 取材:2014年9月。(当時)もり700円、ざる800円、しぼり800円、せり800円、かけ(温・冷)800円、鴨せいろ1,200円。単品の天ぷら600円、とろろ(季節限定)300円。営業時間は11:30〜19:00。定休日は基本的に月曜日と火曜日(祝日・振替休日は営業するようだ)。Tel.0544‐54‐3328。静岡県富士宮市上井手3472‐43。駐車場は10台分。 2016年11月追記。カウンター席側に家が建って富士山が見えなくなりました。残念。 |
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