神奈川(横浜を中心に三浦・湘南・箱根など)

そば処 根岸 鶴岡(横浜市磯子区原町=根岸)

 根岸から磯子に向かう中通りからちょっと入った住宅地の中にある手打ち蕎麦屋。大岡川から分岐した中村川のさらに支流、掘割川の河口エリア。付近はしょっちゅうクルマで通るのだが、存在を知ったのはつい最近だ。
 白壁の店舗の中にはぎっしりとテーブル席がレイアウトされ、4人席をメインに30席弱。土曜日の昼時、ひっきりなしに客が出入りする。
 天もりを注文したら「海老だけで野菜が付きませんがよろしいですか」とのこと。海苔の有無は知らないが、天ぷらの種類で天もりと天ざるを分けているのか。天もりを注文したが壁に十割そばの貼り紙があるのを見て、差額でそばを十割に変更してもらった。
 そばは、つなぎがないからだろうかちょっと短い。基本極細なのだが不揃いなものも混じっている。見た目は最上とは言わないが、そば自体は滑らかでしなやかで弾力があり、甘み、香りが広がっておいしい。
 ツユは神奈川標準のやや甘口薄め、出汁の風味が鼻に抜ける。薬味には本わさびとねぎ、天ぷら用の大根おろしと生姜。
 天ぷらは予告されていた通り海老天だけ。15cmほどの大きめなもので、軽い衣でさっくりと揚がっている。これは野菜天もあったほうがよかったか。天ツユはなく、そばツユと共用だ。
 二八の並そばを味わっていないので改めて追記する予定だが、良質なそばを手軽に味わえる良店という印象を受けた。
 取材:2016年2月。(当時)天もり(海老天1本)1,200円、天ざる(海老天1本・野菜天3種)1,400円、天ざる上1,900円、もり700円、冷したぬき900円、辛みそば(戸隠の辛味大根)1,000円、とろろそば1,100円、白雪そば1,200円、鴨せいろ1,300円、にがりせいろ(豚肉・舞茸・天然にがり入り)1,200円。十割そば(限定)1,000円。温かいそばは、かけ700円、おかめ1,000円、玉子とじ900円、カレー南蛮1,000円、天ぷら1,200円(上1,700円)、鴨南蛮1,300円、角煮南蛮1,300円。大盛は300円増。営業時間は11:30〜20:00。定休日は木曜日と第2水曜日。Tel.045‐761‐2166。横浜市磯子区原町1−6。根岸線根岸駅から歩いて7分ほど。横浜市営バス78(根岸駅〜磯子駅)・133(根岸駅〜上大岡駅)・135(根岸駅〜脳血管医療センター〜根岸駅)系統「下町」停留所前。駐車場は4台分。お店のHP





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