中部(静岡県を含む東海・北陸)
| 東名御殿場ICからも近い高速の側道に面した人気店。いわゆる民芸調の構えで、店内も古い農家風。 そばは、外被を除いた抜きを石臼挽きした駿河そば(白)と、外被ごと石臼で挽きぐるみにした御厨(みくりや)そば(黒)の2種類。どちらも水を使わず、そば粉と山芋だけで打つ。黒いほうがこの地方で昔から食べられていたそばとのことで、天ざる 富士を黒で注文。ちなみに御厨は御殿場地方の古い呼び名。 御厨そばは密度の濃い、強靭なコシ。しかしぼそぼそしたところはなく滑らか。啜るとそばの甘味が広がる。ツユはこの強いそばに合った味付けだが、好みで言えばもっと辛口でもいいと思う。薬味は本わさびと青ネギ。 富士はいわば上で、天ぷらの種類が多い。15p大の海老、キス、イカ、大葉、カボチャ、しし唐、ナス。油が軽くてサクサクとした食感だ。天ツユ、大根おろしが付く。 白(駿河そば)や温かいそばにも惹かれるものがあり、機会があれば再訪したい蕎麦屋だ。 取材:2019年1月。(当時)天ざるそば富士1,717円、天ざるそば箱根1,425円、天ぷら冷やし富士1,717円、天ぷら冷やし箱根1,425円、もりそば691円、とろろそば994円。鴨のつけそば1,642円。温かいそばは、かけそば691円、御殿場そば745円、やまかけそば994円。営業時間は11:00〜20:30。定休日は火曜日と第3月曜日(祝日を除く)、夏季無休。Tel.0550-83-6608。静岡県御殿場市仁ノ岡1−4−8。東名高速御殿場ICから車で5分ほど。駐車場は40台分。お店のHP。
2019年3月追記。 再訪。天ざるそば箱根の白。甘皮を除いた蕎麦粉を使用。コシがしっかりしているのは変わらないが、野趣はなく洗練された味。天ぷらは、海老、ナス、ししとう、大葉。 せっかくこの店に行くのなら、やはり黒が好み。
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